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グラフィックデザイナーになるには?
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■質問: グラフィックデザイナーになるには、どのようにしたらいいのでしょうか?
▲答え: よく巷で耳にするのは、

「デザイナーは感性が必要だ!」「デザイナーは美的センスが必要だ!」

などと、言われているようです。これって本当なのでしょうか?

あなた 「グラフィックデザイナーになるにはどうしたらいいのですか?」
Gデザイナー 「難しい質問だね。まずは感性が重要なんだ。」
 
あなた 「感性だけでいいのですか?」
Gデザイナー 「美的センスも必要かな。」
 
あなた 「感性と美的センスですか。」
Gデザイナー 「そうだ・・・。」
 
あなた 「ところで、その感性と美的センスはどうしたら手に入れられるのですか?」
Gデザイナー 「感性と、美的センスか?それは・・・、それは自分で見つけるものだ!」
 
あなた 「そんな、こと言わず教えてくださいよ。」
Gデザイナー 「俺だってそうしたきたし、みんなそうするものだ!」
 
あなた 「そうなんですか・・・。」
Gデザイナー 「がんばれ!そうしたらいつの日か俺みたいに成れるかもよ・・・!?」

と、いうような会話はよく聞かれると思います。しかし、この問答は正しいのでしょうか?疑問を抱いた人は少ないのではないでしょうか。

 この会話のグラフィックデザイナーは、実は自分もどのような仕組みで目の前のデザイン作業が実行できているのかがよく解っていないのです。よく理解していないので、うまく説明できる訳がないのです。


●必要なスキルは「文章読解能力」です。
 グラフィックデザイナーになるには?この問いの内容を少し考えると、グラフィックデザイナーになるにはどのようなスキルが必要なのか?という意味になります。グラフィックデザイナーになるのに必要なスキルは「感性と美的センス」ではなく、「文章読解能力」です。「感性と美的センス」はあればいいくらいのものです。

 デッサン力とか、絵が描けるとかそういったことも必要はありません。あって、損はしませんが。どちらにしてもその程度です。


●これからグラフィックデザイナーを目指す人へ

 グラフィックデザイナーになるために、これからあなたがどのような進路、進学がいいのか迷っているとします。大抵は以下のような進路を取ります。

1)高校、予備校のデザイン科
 ↓
2)大学、短大のデザイン科 又は、専門学校のデザイン科
 ↓
3)デザイン制作会社、印刷会社などに就職

このような手順だとされています。しかも、驚きの事実ですが、学校を卒業してもその段階ではグラフィックデザイナーではまだ無いということです。

 さらに凄い事実なのですが、会社などに就職しても誰もグラフィックデザインについての実務を教えてはくれないということです。そして最終的に言い渡される言葉が例のこれです。

「仕事は見て覚えろ!」

 もし、あなたが常識というものを盲目的に受け入れるのなら、このような未来が待っています。最悪の事態です、なんということでしょうか・・・。

 詳しくは服部デザイン研究所のホームページを参照していただくとして、まずあなたが「高校、予備校のデザイン科」に進学するということについて少し述べますと、そこではまずデッサン力というもの養うことをします。そのデッサン力を養う過程で身につける本当のスキルは「木を見て、森を見ずではダメ!。常に全体を見通す能力」ということなのですが、このデッサン力を身につけるまでの時間が掛かりすぎます。私自身、結局6年という歳月を掛けてしまいました。

 そこでの内容を以下に。
石膏デッサンも静物デッサンも全部、室内灯だけか(夜)、それと窓からの光(昼)との混合だったと思います。それで、結局みたままを描こうとすると、偶然に平面的な光しか得られない時もあるのです。

 また、使っている白い石膏像は薄汚れていて、上面には、頭の頭頂部や、鼻の上などの部分は汚れで黒くなっているのです。全ての条件が重なった場合、平面的な光で、本来なら光があたって白い部分は黒いという石膏像などをデッサンしなくてはいけないという、状況がある訳(ほとんど)です。

 今でも覚えているのですが、

私 : 「見たまま描くと、唇の上が黒いのですが・・・。上から光りがあたると白い訳ですが、どうしたらいいのですか?もともと白い石膏像だし・・・。」
先生: 「確かに、言う通り。ということは上面の汚れが無いということを想像して、上から光りがあたっているように描いてください。」

と、言われました。デッサン初心者にですよ。想像して描くって・・・。見たままを描くことさえ難しい時期に。

 今から思うと、レンブラントの描いたような照明で描くのが一番描きやすいとされているのなら、その状況を作って、それを見たまま、白い石膏像はちゃんと白いという状況を作るのが学校の役目です。

 あと、よく言われたのは石膏デッサン時の、細かいところは後回しにして、全体の大きな全体像を描いてから、細かいところを描くのですと。このこと自体は確かにその通りだと思います。しかし、初心者には無理です。だったら同じ石膏像を少なくとも3体用意して、サンドペーパーで細かい部分は削ったものをその程度の差を付けて、初心者は一番削り取った石膏像から描き始めて、除々に細部がはっきりする石膏像を描いていくという方法を取る方のが「現実的」です。見たまま、その通りに描くということは、本当は難しいことですが、逆に想像して描くよりは容易いことです。

 もっと短時間にデッサン力は着きます。今の教育方法ではダメですが。確かに上記のことを具現化しようとすると、大きな教室に大量に生徒を入れて教えられないという、学校経営的には困難な方法です。ということは裏を返せば、学校の都合で指導されていてはいつまで経っても「いいお客さん」になり続けるということです。しかも必要なスキルが身に付くかどうかは「本人の努力次第」だという、この常套句に負けてしまうのです。

 次のステップでも同じです。最後の会社における内容に至っては「仕事は見て覚えろ!」ということになる結末です。


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